暮らしと平和守る
岸氏が立候補表明
東京都新宿区長選(11月2日告示、9日投票)に、「平和と希望のまち新宿をつくる会」から立候補する弁護士の岸まつえ氏(52)=無所属新、日本共産党推薦=が6日、区庁内で記者会見し決意を述べました。
岸氏は、自身が子育てや介護を経験、弁護士として区民の悩みにこたえて活動するなかで、区民の暮らしや平和が脅かされていると感じ「区民一人一人が主人公の区政を実現する役に立ちたい」と話しました。
岸氏は、現区政の平和事業や自治基本条例は維持発展させつつも「子育てや介護などは民間任せ、個人任せでなく、区として責任をもつべきだ」と、認可保育園や特別養護老人ホームの増設を公約。学童クラブの増設や国民健康保険料の負担軽減も訴えました。
岸氏は、派遣社員などを経て弁護士になった経歴を語りました。そのなかで、子育て中に解雇や採用差別を受けた後、「日本国憲法に出会って、女性だからと人生をあきらめることはないと知った」と語り、安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定を批判。閣議決定撤回を求めるとともに憲法を区政に生かして、平和推進条例の制定、ヘイトスピーチへの毅然(きぜん)とした対応、セクハラ・マタハラ防止の教育啓発の強化などを進めると述べました。
(「しんぶん赤旗」10月8日付「首都圏版」より)