東京都新宿区長選(9日投票)で2日、日本共産党の小池晃副委員長・参院議員が、岸まつえ候補の応援演説を行い「戦争する国づくりとヘイトスピーチを許さない「『平和都市宣言』30周年の新宿にふさわしい区長は岸さんです」と述べました。
小池氏は、集団的自衛権公使を容認する閣議決定や消費税増税など、国民過半数の反対する声をきかずに暴走する安倍政権を批判。「こんな冷たい政治が強行されているなか、区政が住民を守るべきだ」と話しました。
「新宿区にはその財源がある」として、区財政は3億円の黒字で、積立金は346億円にのぼると言及。そのごく一部を活用するだけで、認可保育園、特別養護老人ホームの増設や国保料の軽減、住宅リフォーム助成の創設など、暮らしを守る岸候補の公約が実現できると述べました。
自民党推薦の候補について、集団的自衛権を推進し、侵略戦争を美化する教科書を子どもたちに押し付ける「日本会議」の一員であることを指摘。「日本の侵略戦争で深刻な被害を受けたアジアとまともに向き合えない人物は、日本と東京を代表する都市、新宿の代表にはふさわしくない」と訴えました。
岸候補が派遣労働現場などで働き、働く女性の味方となる弁護士を志し、東京弁護士会では両性の平等に関する委員会の副委員長を務めていることを紹介。「国いいなりでなく、人権と平和を守る女性区長を誕生させ、新宿から安倍暴走政権に『待った』をかけましょう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2014年11月5日付「首都圏版」より)