岸候補、最後まで全力
新宿区長選は9日、投票日を迎えます。「平和と希望のまち新宿をつくる会」の岸まつ候補(52)=無・新、日本共産党、新宿区議会花マルクラブ推薦=は「大型開発優先ではなく、憲法を生かし、誰もが希望をもって暮らせる新宿区政への転換を」と連日訴え、区民の共感と支援を広げています。
区長選は、集団的自衛権を推進し、侵略戦争を美化する教科書を押し付ける「日本会議」会員の前自民党都議、吉住健一候補(42)=無・新=との一騎打ち。
岸候補は「新宿を平和・国際都市にしよう」と、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定と秘密保護法の撤回を求め、ヘイトスピーチに毅然と対応すると言明。346億円にのぼる区の積立金の一部を活用して▽認可保育園・特別養護老人ホームの増設▽国民健康保険料の負担軽減▽住宅リフォーム助成制度の創設▽こう契約条例の制定―など、区民の暮らし最優先の公約を掲げています。
一方、吉住候補は、自民・公明の全面支援を受けて、大型開発優先の国政・都政と一体に新宿駅周辺などの大型再開発による「地域間競争に勝ち抜く街づくり」を公約の中心に掲げています。
岸候補には、社民党、新社会党、民主党の支持者や学者、僧侶など幅広い支持・推薦が寄せられています。
岸陣営が取り組む対話の中では、区民から「戦争は嫌。日本会議の役員が区長になったら大変」と危ぶむ声や、「新宿駅の開発は必要ない。暮らしをよくする方にお金を使って」「子育て支援の充実を」など、岸候補への期待が日に日に広がっています。
岸陣営は「宣伝紙、対話しただけ情勢は動く」として、最後まで活動の輪を広げようと奮闘しています。
(「しんぶん赤旗」2014年11月8日付より)