日本共産党の衆院東京ブロックの池内さおり比例候補(東京12区重複)の街頭演説を紹介します。
私は忘れられない一日があります。2013年12月6日、国民の目、耳、口をふさぎ、戦争へと突き進む秘密保護法が強行採決されたあの夜、首相官邸前につめかけた人波は時間とともに大きくなり、「採決反対」の声を上げ続けました。
強行された後も、肉声でのコールはやまず、私は涙がこみ上げました。あの寒い夜、官邸前に集まった多くの仲間とともに、国民の声を聞く姿勢のない安倍政権と正面からの対決を、私は決意いたしました。
みなさん、この選挙で、くらしも営業も壊す消費税増税に厳しい審判を下しましょう。消費税10%への増税は先送りではなく、きっぱりt中止に追い込んでいきましょう。
日本共産党は、消費税に代わる別の道を提案しています。大企業・富裕層に応分の負担を求める税制改革で財源を確保する。285兆円もの膨大な大企業の内部留保の一部を活用し、国民の所得を増やしていく改革を進める。この道でこそ、消費税に頼らずに社会保障を充実し、財政を立て直すことができます。増税中止の声を日本共産党に託してください。
私は、私たちの足元にある差別、暴力をなくし、歴史の事実に誠実に向き合う社会をつくりたい。この間、在日韓国・朝鮮人の皆さんに対して、聞くにたえない差別表現・扇動行為が繰り返されてきました。こうしたヘイトスピーチを私は絶対に許さない。
今この日本でヘイトスピーチが広がる背景には、歴史の事実に向き合わない安倍政権の姿勢があります。
日本共産党は、過去の侵略戦争と植民地支配に命がけで反対を貫いた党として、日本を差別のない、暴力のない、日本を世界とアジアで信頼される国に変えるために、全力を尽くしてたたかいます。
(「しんぶん赤旗」2014年12月5日付より。動画は日本共産党東京ブロックチャンネルより)