日本共産党の香西(こうざい)かつ介候補(東京3区)の街頭演説から、集団的自衛権とブラック企業規制での訴えを紹介します。
私の入党の原点は平和です。中学2年の時に、おばが突然、脳腫瘍で亡くなりました。後から分かったのは、広島で69年前、被爆していたという事実でした。原爆はなくさなければいけません。戦前、侵略戦争に命がけで反対した日本共産党の小林多喜二(作家)や宮本顕治(元議長)にあこがれて、自分も未来に誇れる生き方がしたいと入党しました。
今回の総選挙は、安倍内閣が集団的自衛権の行使を容認する「閣議決定」をして初の選挙です。本当に、このままやらせてよいのでしょうか。海外で自衛隊員が人を殺すかもしれない、殺されるかもしれない。殺してしまえば、日本もテロや攻撃の対象にされてしまいます。
私には8歳と、もうすぐ4歳の娘がいます。うちの子も、どこの家の子も、絶対に戦地に駆り出させないし、戦争の犠牲にはさせない。これが私の候補者としての、そして92年間、反戦平和を貫いてきた日本共産党の一員としての、何より父親としての決意です。子や孫を大切に思う気持ちに、党派や宗教、立場の違いはありません。みなさんの平和の思いを、日本共産党にお寄せください。
昨年の都議選では、8年ぶりに共産党の都議会議員を品川から誕生させていただき、全体で2倍以上の17議席に躍進し第3党になりました。続く参院選比例区で、東京は公明、民主を抜いて日本共産党を第2党に、選挙区で吉良よし子さんを当選させていただきました。自民党の背中がだんだん見えてきました。
共産党が11議席になった参議院でブラック企業規制法案を出し、厚生労働省が動いて、全国4000社に是正指導が入りました。
ワタミの宅食サービスにお部屋を貸している大家さんがいうのです。「あそこはね、朝6時から夜の10時近くまで、たった一人で働かされていたけれど、吉良さんが参議院で追及して、『しんぶん赤旗』に“ブラック・ワタミ”と報道されてから、2人になって、夕方6時で帰れるようになった」。共産党を伸ばせば職場も変わる。共産党が伸びれば、必ず政治は変わります。
(「しんぶん赤旗」2014年12月7日付より)