比例候補の訴えから:雇用ルール確立したい
宮本徹候補

9日、文京区の東大赤門前での宮本徹・比例東京候補の演説を紹介します。


母校のみなさん、こんにちは。来年で戦後70年です。あの戦争で私の祖母は2人の兄弟を戦死させました。“戦争をしない”という日本国憲法の誓いは、戦争で命を落とした多くのみなさんの遺言ではないでしょうか。

私は、若者たちを戦場に送る国には絶対にさせません。安倍政権が進める「戦争する国づくり」に待ったの審判をくだし、戦争しない国・平和憲法を子や孫たちへ手渡していきましょう。

国会にいって、取り組みたいことがあります。一つは、だれもが将来を見通せる安定した雇用を、政治の責任で広げていくことです。人間はもうけの道具ではありません。政治がやるべきは、雇用の安定を図ることであって、安倍政権が進めているような、派遣を広げることではありません。

均等待遇、最低賃金の抜本的引き上げ、ブラック企業規制、「雇用は正社員が当たり前」など、雇用のルールを確立する仕事をやらせてください。

安倍政権は、国民が望まない危険な原発再稼働や、沖縄県民が「いらない」という新基地建設には、ばく大な税金を注ぎ込もうとしています。一方で、年金も介護サービスも削減。ヨーロッパでは当たり前の給付制奨学金や学費無償化には取り組まない。高等教育への国と自治体の支出は、OECD(経済協力開発機構)平均の半分以下です。あまりにもおかしいじゃありませんか。給付制奨学金をつくり、学費無償化を進める仕事をやらせてください。日本共産党が伸びれば必ず政治は変わります。

(「しんぶん赤旗」2014年12月10日付より)

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