日本共産党の志位和夫委員長は、12日の北区・赤羽駅での訴えで、「大激戦です。『日本共産党』と書いていただく方を広げに広げ、3議席を必ずとりたい。みなさんの願いを32歳の若さいっぱいの素晴らしい政治家、池内さおりさんに託してください」と力説しました。
「アベノミクス」に代わる新しい政策展望はどんなものか。演説のなかで志位氏は「カギは大企業の285兆円の内部留保です。政治が『出せ』と命令するわけにいきませんが、暮らしを守るルールをあらゆる分野につくって、内部留保を暮らしにまわす。暮らしがよくなれば、内需がよくなり、景気が下から温まります。これこそ経済の好循環です」と提起しました。
原発の問題では、再稼働を狙う川内原発が立地する鹿児島県薩摩川内市で安倍首相が演説しながら、原発の「げ」の字も言わない態度を批判し、「原発隠しの選挙をやろうとしても、隠せるものではありません。共産党を伸ばして、原発ゼロの日本を、ご一緒につくっていきましょう」と訴えました。
志位氏はまた、政党助成金にどっぷり漬かりながら、国民に増税を押し付ける政党の体たらくを厳しく批判。「共産党を躍進させていただいたら、新しい国会で、政党助成金をなくす大論戦をやっていくつもりです。政党を骨の髄まで腐らせる政党助成金制度を国民の力でなくしていこうではありませんか」と声をあげると、「よし」の声と大きな拍手にわきかえりました。
志位氏は、どの問題でも対決、対案、共同の政治姿勢を貫く日本共産党の躍進に絶大な支援と支持を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2014年12月13日付より)