7/7は東京都知事選、都議会議員補欠選挙の投票日です

激戦レポート:東京ブロック 比例88万3議席に

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「一番まっとう」が評価された(自民幹部)

10党が立候補し、大激戦となった衆院比例東京ブロック(定数17)。日本共産党は、笠井亮氏の議席を確保し、新たに宮本徹、池内沙織両氏が当選、前回の1議席から3議席に大躍進しました。

自民党都連の役員は記者に「共産党が3議席も取るとは思わなかった。『自共対決』を打ち出した共産党が一番まっとうなことを言っていると評価され、政権批判の受け皿になった」と語りました。

比例得票第3党

共産党は去年の参院選での比例票を11万票余上積みし、比例東京の得票数で前回総選挙(2012年)の第6党から、自民、民主に次ぐ第3党に躍進しました。自民党は5から6に増え、民主党と維新が各3、公明党は2で現状維持。次世代と生活は議席を失いました。

投票率が前回の62.20%から54.36%に大幅に下がったもとで、共産党は比例で88万5927票(得票率15.37%)を獲得。「90万票、比例3議席」を基本的に達成しました。前回総選挙と比べ得票数は1.83倍、得票率は2.08倍に倍化。マスコミも「共産躍進1→3議席」(東京新聞16日付都心版)の見出しで報じました。

小選挙区でも共産党は前回得票の1.63倍の92万8299票(得票率16.34%)を獲得し、2選挙区で次点となりました。

維新と選挙協力をした民主党の元都議は「比例選挙ではマイナスになった。政党助成金を受け取らない共産党はすごいと言う声が多い」といいます。

共産党は6人の比例候補と全25小選挙区候補を先頭に、「対決」「対案」「共同」の政治姿勢を貫いて、攻勢的な選挙戦を展開。安倍政権の暴走政治に怒りや不安を抱く広範な有権者の間に、去年の都議選、参院選に続いて、共産党への関心と期待が大きく広がりました。

他党支持の人も

無党派や他党支持の人たちも応援演説に立ちました。宇都宮健児・元日弁連会長は7日、「格差を広げる安倍政権の暴走にブレーキをかける一番確かな担保は、共産党が前進すること。安倍暴走にノーの審判を」と呼びかけました。

対話でも「年金は削られているのに、消費税増税なんてとんでもない」「戦争への道を許さないで」「自民圧勝は怖い。今回初めて共産党を支持する」の声が多数寄せられ、候補者カーの乗務員に相次いで激励のカンパが届けられました。

他党支持者にも「まともな政党は共産党だけ」「安倍暴走をストップさせるためには、共産党を伸ばしたほうがいい」と、共感が日増しに高まりました。

共産党の躍進に、宮本、池内両氏をはじめ奮闘した候補者に祝福・激励のメールなどが相次ぎ、渋谷区の党国会議員団東京事務所にも、通行人から「よかったですね」の声がかけられています。

(「しんぶん赤旗」2014年12月17日付より)

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