東京都民の3人に1人が「暮らし向きが苦しくなった」と感じていることが、都の世論調査でわかりました。
調査は今年8月末から9月初めに実施。1850人から回答を得ました。
それによると、暮らし向きの変化について、昨年と比べて「苦しくなった」と答えた都民は34.4%で、昨年の調査より8ポイント増加しました。一方、「楽になった」は昨年比0.4ポイント減の3.2%でした。
「苦しくなった」と答えた人に理由(複数回答)を聞いたところ、「税金や保険料の支払いが増えた」が昨年比12ポイント増の45.1%、「家族の増加や物価の上昇などで毎日の生活費が増えた」が同比約11ポイント増の44.1%へ急増。4月の消費税8%への増税や物価の上昇が都民生活を直撃している現状を浮き彫りにしました。
これから1年間の暮らし向きについて、「楽になる」は4.5%(同比0.2ポイント増)で、「苦しくなる」はその10倍以上の42.3%(同比約4ポイント増)に達しました。
都政への要望(複数回答)では、「防災対策」(49.4%)がトップ。以下、「治安対策」(47.7%)「高齢者対策」(46.5%)の順でした。
(「しんぶん赤旗」2014年12月19日付より)