命大切にする9条守りたい
学生が「ピースナイト9」

この記事は約2分で読めます。
(写真)対談する高畑さんと小森さん=19日、東京・早稲田大学

(写真)対談する高畑さんと小森さん
=19日、東京・早稲田大学

憲法9条を守り生かそうとの思いを広げようと、学生の平和イベント「第6回ピースナイト9(ナイン) 私たちが思う9条~自分らしく生きるために~」が19日夜、東京の早稲田大学で開かれ、300人が参加しました。主催は、首都圏各大学の学生「9条の会」でつくる同実行委員会です。

アニメーション映画監督の高畑勲さんと、東京大学教授の小森陽一さんが対談。小森さんはイラク戦争などでアメリカから武力行使が求められたときに「9条は決定的に重要な役割を果たした」と強調しました。高畑さんは集団的自衛権の危険性をあげながら、自身の戦争体験も交え、「戦争は絶対に始めないことが大事だ」と力を込めました。

「9条と私」と題して、3人の学生が憲法9条への思いをスピーチ。男子学生は「戦争は、命を大切にする感覚がマヒして、人を人と思わない人々をつくる。僕をそこから守っている9条を守りたい」と訴えました。

参加者は、歴史に学び、「9条の会」を広げようと呼びかけるアピールを確認しました。

参加した立教大の女子学生は「アメリカに留学したとき、軍事重視に違和感を感じた。今回の講演で改めて9条の大切さを感じました」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2014年12月21日付より)

タイトルとURLをコピーしました