安倍政権が狙う集団的自衛権行使の具体化を許すなと、市民が行使容認の閣議決定撤回を求める「解釈改憲で9条こわすな!デモ」が21日夕、新宿区内で行われました。
同デモは「国防軍反対!デモ。実行委員会」が主催し、今回で22回目。総選挙後初となる今回は、約60人が参加しました。
新宿駅を1周するデモ行進では「平和な日本を壊すな!」などのプラカードを掲げた参加者が、ドラム演奏に合わせて「集団的自衛権はいらない!」と唱和しました。沿道では、行進の列をスマートフォンで撮影する市民や、デモ参加者にVサインを送って激励する青年の姿が見られました。
行進に先立ち開かれた集会では、5人がリレートーク。国民を無視して、関連法整備をもくろむ安倍政権に対し「戦争する国にさせてはいけないと、声を上げよう」などと思いを語りました。
埼玉県小川町から初参加した小野絋成さん(70)は「国家権力を縛るという憲法の根本を、安部首相の解釈で変えることは絶対に許せない」と話していました。
総選挙で日本共産党東京比例候補としてたたかった大田朝子さんも参加しました。
(「しんぶん赤旗」2014年12月23日付より)