豊洲汚染対策 安全性 確認できない

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かち佳代子都議

かち都議追及 都議会経済港湾委員会

築地市場(中央区)の移転先、豊洲新市場用地(江東区)の土壌汚染対策工事の完了をめぐり、東京都が「安全性を確認」したとしている問題が22日、都議会経済港湾委員会で取り上げられました。日本共産党の、かち佳代子都議は都の対策の欠陥を追及しました。

都は2016年11月に築地市場を豊洲に移転する計画で、都の技術会議(矢木修身座長)は11月27日、汚染土壌と汚染地下水の対策工事を「完了」したことを確認しています。

かち氏は「技術会議で『安全性を確認』という結論がだされたのか」と質問。都中央卸売市場の若林茂樹基盤整備担当部長は「対策工事が完了したことについて、客観的なデータに基づき、技術会議で確認を受けた」「都としては、豊洲新市場用地の安全性が確認できたものと認識している」と答えました。

かち氏は「技術会では『安全性』を確認したとはいえない」と指摘。法律で定めている土壌対策工事完了後の2年間の地下水モニタリングを行なっておらず、浄化されているとはいえない―と批判しました。

かち氏は、地下水処理工事では汚染地下水の濃度や量、注入したきれいな水の量も把握しておらず、本来やるべきイオン濃度、導電率など基本的な水質確認調査もしていないずさんなものだと批判。「こんなことで(地下水が)浄化されたかどうかの判断ができる訳はない」と批判し、「安全確認」の撤回を迫りました。

 

(「しんぶん赤旗」12月24日付より)

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