都議会 白石氏、知事にただす
日本共産党の白石たみお東京都議は25日の都議会一般質問で、若者が希望を持って働ける東京にするために、青年の雇用対策を抜本的に拡充するよう舛添要一知事に求めました。
白石氏は、非正規で働き労働相談などに取り組んできた自分の経験から、過重労働で使い捨てにされる正規や非正規の若者の深刻な実態を紹介し、対策を提案。「ブラック企業」「若者の使い捨て」をなくすために「ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」が当たり前の社会の実現について、知事の認識をただしました。
舛添氏は「すべての人が能力を存分に発揮できる仕事に就き、本当の豊かさを実感できる社会を実現することが重要だ」として、非正規雇用への対策やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を推進すると答弁しました。
山本隆産業労働局長は「若者の就業支援や働き方改革などについて(国と)一掃連携して取り組んでいく」「働く方が安心して仕事を続けるためには、労働関係法令の普及啓発と労働相談が重要だ」と述べました。
白石氏は、都が策定する「子ども・若者計画」に若者の雇用支援策を盛り込むよう提案。河合潔青少年・治安対策本部長は、若者の職業的自立は重要だとして「東京都の子ども・若者計画にも盛り込んでいく」と答えました。
(「しんぶん赤旗」2月26日付より)
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