日本共産党の吉良よし子参院議員は25日、ラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演し、雇用や「政治とカネ」問題、原発再稼働など、国政の焦点課題について語りました。吉良さんの同番組出演は2013年8月の初当選直後に続き2度目です。
「1回目は、議員になりたてのホヤホヤで、湯気が出るくらい(でした)」とキャスターの岩瀬さんから紹介された吉良さん。6日の参院決算委員会で安倍晋三首相らにブラック企業問題で質問したことをリスナーに報告しました。
さらに吉良さんはブラック企業の実態を紹介。▽アルバイトスタッフに対し、出勤後に着替えや経営理念の唱和後にタイムカードを押させる▽労働基準監督署から104回も是正勧告を受けながらメディアが取り上げるまで取締役会にも報告されない―
これに対し岩瀬さんは「(タイムカードを押すのは)ドアから入った途端かなと思いますけど…」と驚きのコメント。吉良さんは、違法な働かせ方を防止するため「(社名公表による)社会的抑止力って本当に大事だと思うのです」と強調しました。国会で労働者派遣法改悪や「残業代ゼロ」制度導入が狙われていることも紹介し、「これをなんとしても食い止めたい」と語りました。
「ブラック企業とか原発再稼働(の話)になると、表情がキリッとしますね。ますますいろんな人の声を代弁して、国会活動頑張ってください」。番組の最後に岩瀬さんがエールを送りました。
(「しんぶん赤旗」2015年2月26日付より)