春闘中央行動 「残業代ゼロ」反対
2015春闘で大幅賃上げを必ず勝ち取り、労働者派遣法大改悪案や「残業代ゼロ」制度の導入をやめさせようと全労連・国民春闘共闘委員会は4日、東京都内で中央行動を展開しました。日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が賛同しました。
日比谷野外音楽堂では、2700人が参加して労働者総決起集会を開催。国会まで請願デモをしました。
15春闘にちなんだイチゴのかぶり物で会場をわかせた国公労連の代表は、「今年の春闘は一にも二にも賃上げ。民間の給与を押し上げたい」と決意をのべます。
「女性の活躍いうのなら」「賃金差別はやめてほしい」「残業規制をしてください」。全労連女性部は、鳴子を手に、かけ合いで安倍政権を批判。参加者も手拍子で応えます。
生協労連の代表は「子どもが19歳になると母子手当がなくなる。医療費も有料になり病気にもなれない。時給を上げて」と母子家庭の声を紹介し、「安心して暮らせる社会にしよう」と訴えました。
小田川義和代表幹事(全労連議長)はあいさつで、労働政策審議会が労働者の反対を押し切って「残業代ゼロ」制度を答申したことは、民主主義や国民主権を無視する安倍「暴走」政治の典型だと批判。すべての労働者の賃上げにこだわり、「戦争する国づくり」をやめさせる運動を急いで広げよう、と呼びかけました。
全国港湾の糸谷欽一郎委員長と全労協の金澤壽(ひさし)議長が連帯あいさつ。日本共産党の小池晃副委員長が国会情勢を報告しました。
(「しんぶん赤旗」3月5日付より)