小池・吉良・池内議員が視察
東京都が「防災」の名目で強引に事業を進めている都市計画道路「特定整備路線」の問題で、日本共産党の小池晃、吉良よし子両参院議員と池内さおり衆院議員は6日、北区内を通る補助86号線の計画地3カ所を回り、計画の実態を視察しました。曽根はじめ都議、北区議団が案内しました。
一行は、閑静な住宅街のある志茂1丁目地域を調査。反対運動に取り組む地元住民が、幅6メートルの現道を20メートルに拡幅する計画について「原図も内閣の認可もないなど70年前の都市計画自体の適法性が問われているのに、都が事業申請し、国が認可した」などと語りました。
その後、敷地の脇を道路計画線が通る静勝寺を訪問。地元住民が、同寺が都の指定有形文化財である稲付城跡に建つことを紹介し、「都は文化遺産と歴史を壊そうとしている」と訴えました。
赤羽自然観察公園、赤羽スポーツの森公園を視察した一行は、子どもの遊び場でもある二つの公園が分断され、近くの湧水にも影響が出るなどの問題点を聞き取りました。
地元住民の訴えを聞いた小池氏は「必要性も法的根拠もない計画で、住民の生活や財産、環境を壊すことは許されない。国会内外で力を合わせて、計画をストップさせましょう」と決意表明。吉良、池内両氏も住民を激励しました。
(「しんぶん赤旗」3月7日付より)