共産党議員団 懇談
日本共産党国会議員団は6日、国会内でヘイトスピーチ(差別扇動行為)に抗議している団体「C.R.A.C(クラック)」の人たちと懇談し、ヘイト根絶にむけて何が必要かなどの意見を聞きました。
日本共産党から、小池晃副委員長(参院議員)、仁比聡平、田村智子両参院議員、池内さおり衆院議員が出席しました。共産党は民族差別をあおるヘイトスピーチを根絶するために、立法措置を含めて、政治が断固たる態度をとることを政策にしています。
参加した野間易通(やすみち)さんは、ヘイトスピーチをする人たちが「弱者が不当に得をしている」などと主張していることを指摘。「商店は嫌がらせを受けても、被害届を出したがらない」などの対策の難しさを語りました。
野間さんは「ヘイト規制は逆手にとられないよう、ヘイトスピーチがマイノリティー(少数弱者)に対する差別扇動だと明確にすることが大切だ」と強調しました。
青木陽子さんは、北海道の地方議員などによるアイヌ差別発言を指摘し、「公人のヘイトは早急な対策が必要です」と訴えました。
小池副委員長は「私たちは戦後70年の今年、アジアの友好と和解のため五つの基本姿勢を提唱し、ヘイト根絶をその柱の一つにしています。これからも意見交換しましょう」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2015年3月7日付より)