都有地活用し認可保育所整備
東京・練馬区

共産党都・区議団の提案実る

認可保育園の整備が決まった旧練馬高等保育学院跡地=17日、東京都練馬区

認可保育園の整備が決まった旧練馬高等
保育学院跡地=17日、東京都練馬区

東京都の福祉保健局は16日、練馬区の都有地を活用して認可保育所の整備事業を行い、建設費用の一部を助成することを明らかにしました。日本共産党都議団、区議団が住民の要望を受けて都や区に行った提案が実ったものです。
今回活用が決まったのは練馬区石神井台の旧都立練馬高等保育学院の跡地約1421平方メートル。定員120人程度の認可保育所が整備されます。都は今後、5月に住民説明会と事業者の公募を行い、2017年4月に開設する予定です。
保育学院が廃止された際に、住民から保育園など福祉施設の整備を望む声が多く上げられていました。
13年3月の都議会予算特別委員会質疑で大山とも子都議が、同跡地の活用について「区から保育所などの整備の要望がだされたらどう対応するのか」と質問し、中井敬三財務局長(当時)から「利用の意向や内容を確認した上で売却や貸し付けを検討する」との答弁を引き出しました。
この答弁を受けて練馬区選出の松村友昭都議と党区議団は、都と区に対して都有地を活用した保育所整備を積極的に働きかけてきました。

松村都議のコメント

党都議団と区議団が住民とともに取り組んだ要求が実りました。練馬区は待機児童が800人以上いるにもかかわらず、現区政と区議会の自民・公明・民主は認可保育園の増設を昨年の4分の1の4園に縮小させました。希望者全員が入園できるよう、引き続き、認可保育園の増設に向けて力を尽くします。

(「しんぶん赤旗」2015年4月18日付より)

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