東京都目黒区議選(定数36、立候補49人)は13人がはみ出す激戦で、日本共産党は森美彦(63)、石川恭子(60)、岩崎ふみひろ(50)、星見てい子(57)=以上現=の4氏と新人の松嶋祐一郎候補(33)を立て、前回比1増の5人全員当選に全力を挙げています。
松嶋候補は21日、大門実紀史参院議員とともに都立大学駅前に立ち「区民の暮らし、福祉を守るために、今共産党を伸ばすことが必要です」と訴え。大門氏は「戦争立法」制定を急ぐ安倍政権の動きを批判し、「5人全員当選で共産党を躍進させ、『戦争する国』づくりをくい止めよう」と呼びかけました。
街頭で松嶋氏の訴えを聞いた女性(76)は、松嶋氏が区立図書館の開館時間短縮に対し、区民と1300人の署名を集めて陳情を行い、短縮をやめさせたことを語り、「困っている人のためにたたかう共産党を伸ばしたい」と話しました。
目黒区政は、区長と自民、公明、民主、維新などの与党による区民サービス民営化、基金ためこみ優先の区政です。認可保育園の待機児は1100人に上り、特養老人ホーム待機者も1000人を超えていますが、15年間建設はゼロ。福祉のために購入した区有地を大企業に売却することも狙っています。
共産党は、区のためこみ金120億円を使い、認可保育園と特養ホームの緊急増設、高すぎる国保料・介護保険料の引き下げなどを訴えています。
(「しんぶん赤旗」2015年4月22日付より)