アメリカフレンズ奉仕委員会をはじめ地元アメリカや日本などの反核・平和活動家らが集まった国際平和地球会議は25日、米ニューヨークで全体会企画、44の分科会、閉会総会をおこない、閉幕しました。
クーパーユニオン大学での全体会企画では、パネリストとして、マーシャル諸島共和国のトニー・デブルム外相、ドイツ、スコットランド、ノルウェーの議員らとともに、日本の国会議員として日本共産党の吉良よし子参院議員が登壇。核不拡散条約(NPT)再検討会議を核兵器全面禁止に前進させるための意見を表明し、討論しました。
吉良さんは、10分間にわたって英語でスピーチ。オバマ大統領に会う安倍首相について、「アメリカの核の傘に守ってもらうため、禁止条約の交渉開始も言えない、あまりに恥ずかしい態度です」と批判しました。
吉良さんはまた、被爆者から聞いた「ノーモア・ヒバクシャ」の願いなどを語りながら、「日本の若者は署名行動し、行進しています。アメリカの人たち、世界の人たちと力を合わせて、核兵器のない世界を次の世代に手渡しましょう」と話しました。これには共感の大きな拍手がおくられました。
「運動の構築と将来にむけた行動」をテーマにした閉会総会では、アメリカやブラジルの代表や新日本婦人の会の西川香子副会長が発言。西川さんは、日本から代表派遣された1000人が600万人の署名を持ち寄ったこと、安倍政権に対して「戦争する国づくり」ノーのたたかいをすすめていることなどを報告しました。
(「しんぶん赤旗」2015年4月27日付 ニューヨーク=阿部活士記者名記事より)