安倍自公政権が今国会中での成立をもくろむ「戦争法案」の阻止を訴える日本共産党の緊急街頭宣伝が17日、東京都新宿区の新宿駅南口で開かれ、宮本徹衆院議員が演説しました。里吉ゆみ都議、新宿区議団も参加しました。
「戦争法案」について宮本氏は、従来の派兵法で禁じられていた自衛隊の戦闘地域での活動が容認されるなどの問題点を指摘。「自衛隊が攻撃対象にされ、海外で殺し殺される事態となる」と批判しました。憲法9条を生かした平和外交のできる国づくりこそ日本の取るべき道だと述べ、「何としても安倍政権の『戦争する国』づくりを食い止めよう」と呼びかけました。
里吉氏は「思想信条を超えた大同団結で、『戦争法案』の阻止を実現させよう」と語りました。
多摩市から演説に駆けつけた男性(73)は「安倍政権の動きが本当に危険だと、共産党の訴えを聞いて分かった。子や孫の世代を戦場に行かせることは、絶対に許さない」と話していました。
共産党の宣伝カー周辺の歩道では、運動員が「戦争法案」に反対する署名を呼び掛け、家族連れの女性らが応じていました。
(「しんぶん赤旗」2015年5月18日付より)