米空軍の特殊作戦輸送機CV22オスプレイの横田基地配備を米政府が正式発表した問題で18日、日本共産党東京都委員会と都議団、区市町村議員団は、国会内で防衛、外務両省に配備撤回を求めるよう申し入れました。
都議6人をはじめ横田基地周辺自治体の議員ら約70人が参加。宮本徹、池内さおり両衆院議員、吉良よし子参院議員が同席しました。
両省の担当者に、岸田文雄外務、中谷元・防衛両相あての申し入れ書を手渡し、オスプレイの危険性などをただしました。
清水ひで子都議は、日本の人口の3分の1が集中する1都8県の上空がCV22の訓練空域になることを指摘し、「人口密集地が危険な訓練にさらされる」と訴えました。
参加者は、米軍機による夜間・低空飛行訓練の実態や、CV22の事故発生率が極めて高いことを防衛省自身が認めていた事実を指摘しました。
しかし、両省担当者は「米軍の運用については承知できる立場にない」「米軍から情報が得られたら説明する」などと繰り返すだけでした。
宮本議員は、米ハワイ州オアフ島で17日に発生したMV22の炎上事故について調査を要請し、両省担当者は「検討する」と答えました。
(「しんぶん赤旗」2015年5月19日付より)