「安全・安心の保育園を増やして」―。この春、認可保育園に入れなかった子どもが1022人と待機児割合が東京23区で最悪になった目黒区で24日、めぐろ保育アクションが行われました。
主催は、目黒保育問題協議会や保育園父母の会連絡会などでつくる「ほいくえんふやしたいめぐろ」です。
約130人が参加し、同区役所で青木英二区長あてに▽認可保育園の増設▽区長と話す場を▽学校の空き教室の活用、などを求める要請書を提出しました。参加者は「来年、職場復帰の予定だが、保育園に入れるか不安でたまらない」「やっと入れた保育園には庭もない。良い環境の保育園を」「認証保育園の保育料が高く、支援してほしい」などと区側に訴えました。
要請に先立ち、区役所周辺でパレードしました。ベビーカーに7カ月の女の子を乗せて歩いた女性は「10園以上申し込んでも入れなかった。職場近くの託児所に預けているが、満員電車に子どもを乗せるのはつらい」と話しました。妊娠9か月の女性は夫とともに参加しました。「個人事業主の私には育休はありません。切羽詰っています」と語りました。
行動には日本共産党区議団、未来倶楽部・生活者ネットワークの区議が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2015年5月25日付より)