東京都練馬区で24日、「認可園の増設で待機児解消を」「保育新制度のもとで子どもへのしわ寄せは許さない」などを訴える「第9回キッズパレードinねりま」が行われました。公的保育を守る練馬連絡会が主催し、参加した約150人の親子や保育士らは、沿道の家族連れなど多くの区民にアピールしました。
日本共産党から松村友昭都議、練馬区議団が参加しました。
パレードに先立つシンポジウムでは、保育園、学童クラブの保護者、保育現場などから4月に始まった子ども子育て支援新制度の導入の影響などについて交流しました。
認可保育園に入れなかった乳児の母親は、「仕方なく在園した無認可園に続けて預けることにしていたら突然、新制度に伴い小規模施設に移行するからと退園を迫られた」経験を訴えました。
認可園に入れず小規模施設に決まったが、事前に説明がなかった多額の延長保育料を負担させられる事例も紹介されました。
集会では「保育園の待機児解消を公的責任で進めること」「生活の場である学童保育を充実すること」などを求める「集会アピール」を採択しました。
(「しんぶん赤旗」5月29日付より)