日本郵便では、およそ40万人が雇用されていますが、そのうち約半数の19万2000人が有期契約労働者。郵産労ユニオンが昨年秋に行ったアンケート調査では、これら労働者の63・9%が5年以上継続勤務しています。
労働契約法18条は、5年以上継続で働いたら無期契約に転換することを定めていますが、法の適用は施行から5年後の2018年からとなっています。
吉良氏は、法律の趣旨は明快なのだから「18年を待つのではなく、随時、期限のない雇用契約へと切り替えていくべきではないか」と迫りました。
日本郵政の壺井俊博常務執行役は、「法令にのっとり適切に対処する。無期雇用への転換後の労働条件など必要事項について、労働組合とも協議している」と答え、検討中であることを明らかにしました。
(「しんぶん赤旗」2015年6月9日付より)