都知事に植木議員が要求
東京都議会で16日、代表質問が行われ、日本共産党の植木こうじ議員が、垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの横田基地配備計画を取り上げ、舛添要一知事に、「国と米軍に配備反対をきっぱり申し入れるべき」だと迫りました。
植木氏は、アメリカ国内では安全のため、基地滑走路から1500メートル以内では住宅や学校、福祉施設などの設置が禁じられていることを紹介。対照的に、横田基地は、人口密集地の真ん中にあり、「周辺には住宅、学校、保育所などが多数存在」すること、オスプレイが夜間訓練や旋回訓練、超低空飛行訓練を行うことになっていることを挙げ、「飛来や配備の反対をきっぱり申し入れるよう」求めました。
知事は「安全対策の徹底と環境への配慮を米国に働きかけることをすでに要請している」と答えるにとどまりました。
植木氏は再質問で、都が昨年発行した『東京の米軍基地2014』で、横田基地が「市街地に位置し、航空機による事故が発生すれば、周辺住民の生命や財産に直接損害を与える大参事になりかねない」としていることを指摘。オスプレイの配備をやめるよう発言することを重ねて求めました。
(「しんぶん赤旗」2015年6月17日付より)