アツい夏がやってくる
吉良室に、19歳の女性が訪ねてきました。
彼女は、ニュージーランドに留学していたけれど、戦争法案の行方が心配で、矢も盾もたまらず帰国してきたと言います。「私の思い過ごしかもしれないけれど、もし万が一、この法案で、日本が、私の友達の国の人たちや、友達の家族、友達を殺すようなことがあったとしたら…」と法案に対する不安を語ってくれました。
政府は今、95日も会期延長して法案を通そうと躍起になっていますが、これは憲法に反して自衛隊を海外の戦場に送るだけではありません。彼女のように〝国際社会で活躍したい〟と夢を追っている若者の夢をも壊す法案なのです。
毎週金曜日の夜に国会前で、戦争法案反対の行動を主催しているSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の主催者たちも10代〜20代の若者です。
彼らの「自由を守れ」というコールには、自分たちの夢や人生を奪うな!という思いも込められているように聞こえます。
違憲の法案、夢を奪う法案は必ず廃案に。アツい夏がやってきます。
(「しんぶん赤旗」2015年6月27日付より)