日本共産党東京都委員会は18日、新宿駅の西口前で戦争法案の強行採決に反対する宣伝を行いました。雨の中、宮本徹、池内さおり両衆院議員と吉田信夫、曽根はじめ、植木こうじの各都議らが訴え、若者からお年寄りまで多くの人が絶え間なく署名に応じました。
宮本氏は、自民・公明与党が審議を一方的に打ち切り、戦争法案を強行採決したことを厳しく批判。「憲法9条を丸ごと骨抜きにする戦争法案の成立を阻止するために、世論を大きく広げよう」と呼びかけました。
池内氏は、世論調査でも多くの国民が反対する戦争法案を安倍政権が強行したことは、この国の民主主義の危機だと強調。「今こそ、この夏をさらに熱いたたかいにして、安倍政権の暴走、戦争法案を廃案に追い込もう」と訴えました。
演説を聞いて署名に応じた女性(36)は「祖父は戦地で物資がない中、麻酔なしで盲腸の手術をした。両親も戦後の食糧難で苦しんだ。戦争になれば貧困の人たちが増えることになる」と話しました。署名をした女性(62)は「年金や賃金が削られて国民は大変なのに、首相はオスプレイの購入に516億円もかけるという。許せない」と怒りました。
(「しんぶん赤旗」2015年7月20日付より)