東京都調布市で小型プロペラ機が墜落して住民を含む8人が死傷した事故で2日、日本共産党の宮本徹衆院議員と党国会議員団東京事務所が現地調査を行いました。可知佳代子都議、調布市議団の井樋(いび)匡利、雨宮幸男、岸本直子、武藤千里の4市議が参加しました。
宮本氏は家々が焼け焦げた現場を訪れ、近隣の夫妻から事故当日の生々しい状況を聞きました。
女性(64)は「ドンとすごい音がしたと思ったら火柱が上がり、火の粉がどんどん降ってきて逃げた。今でも火を見ると怖い」と話しました。男性(68)は「住宅密集地で逃げ場がない。もっと広い所でやってほしい」と憤ります。
一行は離島飛行便の飛行ルートや騒音などを直下で視察。飛行場から南に700メートルに住む女性(75)は「飛行場まつりで『体験飛行』と称して禁止されている遊覧飛行がやられている。数えたら21回の離着陸があった。住民を欺くなら移転してほしい」と話しました。
調査を終え、宮本議員は「住宅密集地の上をぎりぎりに飛ぶ飛行の怖さを、住民の人から聞くことができた。遊覧飛行が常態化していた可能性がある。国の責任もしっかり追及していきたい」とのべました。
(「しんぶん赤旗」2015年8月3日付)
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