在日米軍横田基地が9月1日に行う防災訓練でオスプレイを使用し、周辺市町に同機への体験搭乗を働きかけていた問題で、日本共産党東京都議団は31日、飛来や搭乗が許されないことを米軍に強く働きかけるよう、舛添要一都知事に申し入れました。
清水ひで子、徳留道信、松村友昭の3都議が申し入れました。3氏は、事故が相次ぎ、配備計画の撤回などを求める声が広がっているなかで、安全性のアピールを狙って防災訓練を利用するなど許されないと強調。防災の役に立つどころか二次被害すら引き起こしかねないことを国内外での事例を示して指摘しました。
応対した筧直・都市整備局基地対策部長は「趣旨は承りました」とこたえました。
また、3氏は、都の総合防災訓練で港区にある米軍「赤坂プレスセンター」を、自衛隊ヘリの搬送訓練で使用しようとしていることに、区長が都知事に「米軍基地の機能拡大と恒久化につながる」と懸念を示した問題で、都に真摯に対応するよう求めました。
(「しんぶん赤旗」2015年9月1日付より)