「国民をより危険にさらす」
宮本議員が戦争法案ネット問答

宮本徹さん

インターネット検索サイトなどを運営するヤフージャパンとNPO法人のユースクリエイトは9日、各党の国会議員が戦争法案についてネットユーザーからの質問に回答するイベント「ASK NIPPON(アスク・ニッポン) 安全保障法案」を共同で開催しました。日本共産党の宮本徹衆院議員をはじめ、自民、民主、維新、次世代、社民など7党の議員が参加しました。

イベントは短文投稿サイトのツイッターを利用したもの。同法案の成立で「今よりもっと平和になるの?」などの質問に宮本氏は、集団的自衛権は米軍などに第三国からの攻撃があったときに日本が参戦するもので、日本を守る法案ではないと強調。「日本から第三国へ攻撃をしかけることになるので、その第三国に日本を攻撃する根拠をあたえることになります。日本国民をより危険にさらすのが集団的自衛権」だと説明しました。

「なぜ集団的自衛権=徴兵制になるのか」との質問には、政府が安全保障環境の変化を理由に集団的自衛権行使は可能だと憲法解釈を百八十度変更しながら、憲法18条で禁止している苦役にあたる徴兵制は憲法違反だとしていると指摘。「環境の変化を理由に憲法の解釈が反対になるなら徴兵制も合憲とされる危険があります」と答えました。

宮本氏は開催中の約1時間に32件の質問に回答しました。質問や各議員の回答はhttp://ask.seiji.yahoo.co.jp/security_legislation/で閲覧できます。

(「しんぶん赤旗」2015年9月11日付より)

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