被爆者団体 核兵器廃絶訴え
田村参院議員ら出席
被爆70周年となる2015年度の「東京都原爆犠牲者追悼のつどい」が27日、葛飾区で開かれ約200人が出席しました。東京都が主催し、都から委託を受けた被爆者団体の一般社団法人東友会が実施しました。
黙とうの後、舛添要一知事の式辞が代読され、都議会や広島・長崎両市の代表らが追悼のあいさつ。東友会の大岩孝平代表理事は、国会で強行成立した戦争法に触れ「憲法を無視して戦争する国をつくるのでなく、核の傘から脱して核兵器廃絶の先頭に日本が立つことを願います」と話しました。
日本共産党の田村智子参院議員をはじめ自民、維新、公明各党の国会議員が献花。共産党の和泉なおみ都議と三小田准一、おりかさ明実の両葛飾区議も献花しました。
東友会の家島昌志、村田未知子の両氏は、同会が取り組む被爆者相談事業について報告。「生き残ったことが後ろめたい」と語る被爆者本人や家族の思いに寄り添い、証言活動など実相を語り継ぐ被爆者を励ましてきた経験を紹介しました。
つどいに先立ち、東友会の大岩代表らは、葛飾区の青戸平和公園にある原爆犠牲者慰霊碑に献花しました。
(「しんぶん赤旗」2015年9月30日)