国会議員駆けある記:笠井 亮 衆院議員

たたかう人々と法律

笠井 亮

笠井 亮

法律は、懸命に生きる人生とたたかいのためにこそある――東京法律事務所の創立60周年祝賀会に駆けつけた1千人もの人波のなか、そんな当たり前のことをひとしきり考えさせられました。

「たたかう弁護士」事務所だけに、その歴史と実績は、不当解雇から賃金や男女差別、セクハラ・パワハラ、労災や過労死、原発訴訟など、実に広範で関係者も各分野に及びます。「日本NCRです」と声をかけてきたのは、〝リストラに応じない労働者を閉じ込めた「座敷牢(ろう)」やめよ〟とたたかった方々。私も国会で違法行為を追及し、ともに中止させました。

役立つ法律をつくるのも悪法をなくすのも国会の仕事。この事務所出身の気鋭弁護士、山添拓参院東京選挙区候補が力強くあいさつした後、日本共産党の小池晃副委員長が「選挙演説だった」というほどに力が入ったのも、しかりです。

法治国家は、違憲の戦争法の存在を許さない。廃止の政府実現へ、運動も党も強く大きく改めて決意したひとときでした。

(「しんぶん赤旗」2015年10月17日付より)

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