不払いを一掃しよう
日本民主青年同盟や首都圏青年ユニオンの代表らは29日、厚生労働省内で会見し、あらゆる賃金の不払い一掃を呼びかける「NO MORE 賃金泥棒」プロジェクトについて発表しました。
青年や学生などの働く実態、とりわけ賃金不払いの実態を調査。相談・学習活動をすすめながら、労働組合で権利を行使する実践を広げようと呼びかけるもの。11月がとりくみの強化期間です。来年2月にまとめを発表する予定です。
呼びかけ人の佐々木亮(ブラック企業被害対策弁護団代表)、神部紅(首都圏青年ユニオン委員長)、田中悠(日本民主青年同盟委員長)の3氏が発言。佐々木氏は、賃金は1分単位で計算されるにもかかわらず、切り捨てが横行していると指摘。「制服への着替えでも賃金が発生するにもかかわらず、逆の説明がされている。まともに賃金を支払わせることがどれだけ大事なことなのかと現場で痛感する」とのべました。
神部氏は、安倍政権が世界で一番働きやすい国づくりをすすめるなか、「正社員の過密労働や過労死をなくす大きなとりくみにしたい」と発言。「労働組合に入ろうというキャンペーンをすすめながら、社会的な告発もしていきたい」とのべました。
田中氏がインターネットつかったアンケートについて説明しました。現時点での集計でも、働くルールや権利を知らされていない実態があると強調。「賃金不払いをなくす空気をつくりたい」とアンケートへのさらなる参加を訴えました。
アンケートやネットCMなどの詳細は「賃金泥棒」で検索を。
【NO MORE 賃金泥棒】アンケートはこちらから
(「しんぶん赤旗」2015年10月30日付より)