国会議員駆けある記:田村 智子 参院議員

〝レッド〟をまとう覚悟

tamura2_l04-1 私の大好きな街頭演説が、東京都内でもいよいよ本格的に始まりました。宣伝カーの前には、必ず赤い物を身につけた女性たちの姿が。戦争法案に反対する女性の行動、レッドアクションは今も各地で続いています。
高橋千鶴子議員と一緒にお会いした湯川れい子さんも、赤い服を見事に着こなしておられました。「毎日、レッドアクションです」「女性が真っ赤な服を着て集まる、それは社会にとって一大事件なんですよ」と湯川さん。
私が社会変革の活動で出会った女性の方々は、実に生き生きと元気よく、日頃から赤い服を着ていても違和感がありませんでした。
私が初めて真っ赤なスーツを着たのは2003年総選挙。私は「この小選挙区で唯一無二の候補者なんだ」と体感した瞬間でした。「まして候補者でもない、〝普通の〟女性が赤を着る、その覚悟はどれほどのものだろうか」。湯川さんのお話を聞いて考えました。
そんなある日、子どもの保育園つながりのお母さんと約10年ぶりにばったり会いました。「誰にも内緒で一人で国会に2回行ったの。田村さん頑張ってね」ー。たった一人で国会に行った彼女の覚悟。女性たちの覚悟ある行動が、新たな覚悟を広げています。

(「しんぶん赤旗」2015年10月31日付より)

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