緊急学習会「国民連合政府ってナンだ!?」が1日夜、東京都北区JR王子駅前の「北とぴあ」で開かれました。立憲デモクラシーの会呼びかけ人の千葉眞国際基督教大学教授、安保関連法に反対するママの会の女性、日本共産党の小池晃副委員長が登壇し、「戦争法廃止の国民連合政府」提案について語り合いました。主催したのは地域の子育て世代・青年の学習交流サークル「トマトの会」。130人が参加し、熱心に話を聞きました。
千葉氏は、「共産党の国民連合政府の提案は勇気あるもの。民主主義の危機的状況、法案の成立直後というすばらしいタイミングで希望を与えた。ぜひ成ってほしい」と発言。「共産党アレルギーなど障害もあるが、国民的支持がある。これからの私たちの運動次第ではインパクトになる」と述べました。
ママの会の女性は、全国で50以上にママの会が広がっているとし「戦争で子どもが国に殺されるなんて許せない。それが、信条を超えて集まるママたちの原動力。問題に気付いたママたちの歩みは止められない」と発言。「国民連合政府には、大賛成の声はもちろん、さまざまな受け止めがあるが、共闘して野党全体が選挙で伸びるために行動していく」と述べました。
小池氏は、戦争法の重大性を振り返ったうえで、国民連合政府をめぐる議論の状況について報告。「政府づくりの野党間協力で、障害となる政策の違いについて、共産党は安保政策でも『戦争法より前の部分は維持する』と発信している。違いは問題にならない」とし、「残るのは『共産党はあまり好きではない』という話だが、好き嫌いで共闘するのではない」と話すと、笑いと共感の拍手が起こりました。地域の医療機関の戦争法反対の取り組みや、青年の中でより身近な問題として対話を広げていくことなどのフロア発言も出されました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月3日付より)