「共産、民主は共同して」
日本共産党東京都委員会は15日、「安保関連法に反対するママの会@東京」と、戦争法廃止のための「国民連合政府」の提案について懇談しました。田村智子参院議員と里吉ゆみ東京都議、望月康子都党副委員長が参加しました。
文京区の自然派カフェに集まった10人のママ・パパに田村氏は、提案を記したパンフレットの表紙を示しながら「実は、この国会前の人波の中を私たちも、他の党の国会議員も歩き回っていました」と説明を始め、戦争法をおかしいと考える議員は民主党の中にも、自民党の中にさえも多くいると指摘。「ママの会をはじめ、広範な国民の声こそが、戦争法を廃止する新しい政府をつくる力です。多彩な活動で政党を動かしてください」とよびかけました。
民主党の中に、共産党と政権をつくるのは難しいという声があることが話題になり、参加した女性(48)は「ネットで五十嵐仁さん(元法政大教授・東京革新懇代表世話人)が書いていましたが、(共産と民主は)対立していた薩摩藩と長州藩が一緒になって新しい時代を切り開いた『薩長同盟』のようになってほしい」。別の女性(43)は「ママの会で、民主党の細野(豪志)さん、長妻(昭)さんと懇談しました。安倍政権を倒すために民主党には共産党にもっと歩み寄ってほしい。共産党は国民が近づきやすい雰囲気を出してほしい」と話しました。
国会前で「ママとみんなの会」として声を上げ続けている女性(32)は「ママの会でイベントを開くたびに、それぞれが友人に声をかけてママ・パパの新しい出会いがあります」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月16日付より)