満席 熱気
共産党東京演説会
東京都文京区の文京シビックホールで7日、志位和夫委員長を迎えて開かれた日本共産党演説会は、メーン会場の大ホール、第2会場の小ホールともに満席となりました。志位氏や、田村智子参院議員・比例候補、山添拓参院東京選挙区候補(弁護士)らの力強い訴えに、参加者の大きな拍手と声援がしばしば起こりました。
〝田村・山添候補 何としても国会へ〟
板橋区の男性(69)は「山添さんのような、将来に可能性を感じさせる候補者を何としても国会に送り出したい。戦争法を放置することは、未来に悔いを残す。2000万署名をやり切るため、署名の全戸配布も考えている」と語っていました。
江戸川区から参加した女性(30)は「安倍政権がいい政治をやっているかのようなテレビ情報をみんな信じちゃう。でも〝自分の生活は良くなってる?〟と聞くと、誰一人良くなっていない。〝最近どう?〟と身の回りのことを話しあえば、消費税や戦争法の話しができます」と話しました。
杉並区から参加した女性(60)は「戦争法が強行採決され、共産党が国民連合政府の提案をしたことをきっかけに入党しました。志位さんの話しを直接聞いたのは初めて。国民連合政府の提案はまだまだ知らない人も多いので、もっと多くの人に知らせていきたい」と語りました。
戦争法と集団的自衛権の行使は絶対にやめさせたいと話す女性(68・中野区)は「一人ひとりの人間らしい、自由な生活は、戦争になったらできなくなります。安部政治を終らせるために野党は手をつないでほしい。共産党を、参院選で伸ばして国民連合政府を実現するため、一人でも二人でも多くの人に話していきたい」と決意を述べていました。
両候補決意に拍手
7日の演説会では、田村智子参院議員・比例候補と山添拓参院東京選挙区候補(弁護士)が来年夏の参院選に向けた決意を語り、会場を埋め尽くした参加者から、大きな拍手と声援が送られました。
田村候補は、自衛官の多くが10代の若者で「息子や若者を戦場に送りたくない」と苦悩する母親の思いをうけ、戦争法廃止、国民連合政府実現へ、必ず再選を勝ちとる決意を表明。子どもの貧困、消費税10%、学費値上げ、社会保障切り捨てなど安倍政権の政治を批判し「国民生活に百害あって一利なし。暮らしに寄り添う政治へ、安倍内閣を倒したい」と訴えました。
首都・東京で、吉良よし子参院議員に続いて議席獲得に挑戦する山添候補は、東日本大震災・原発事故の被災者の弁護活動を通して、一人ひとりに寄り添わない日本の政治の冷たさを肌身で感じたと強調。「私たちの力で民主主義はこれ身体ということを示そう」と力を込めました。
(「しんぶん赤旗」12月9日付より)