30分未満残業代でない?◆奨学金のためバイト
山添参院候補説明に〝同僚に伝えたい〟
日本共産党の山添拓参院東京選挙区候補(弁護士)は9日夜、渋谷駅ハチ公口前で、働く若者の実態調査に取り組みました。民青同盟都委員会の西川龍平委員長、党都委員会青年学生部の関口達也部長らも参加しました。
調査は、10〜30代の青年を対象に「サービス残業をしたことがあるか?」「アルバイトと学生生活を両立する上で困ったことは?」などを聞くというもの。この日は約40人が応じました。
山添氏は、駅前ビル内の店舗でアルバイトをしている男性と対話。男性は「代休を取らせてくれない。30分未満の残業には残業代が出ない」などと職場の実態を語りました。
山添氏は「1分の残業でも、会社は残業代を出さないといけません」と説明。男性は「過労で肺炎になった同僚もいる。彼らにも山添さんのことを知らせたい」と話していました。
私立高校3年の男子学生は「大学の学費は奨学金で賄おうと思う。500万円ほどかかりそうなので、今から返すためにアルバイトを始めた」と語りました。
山添氏は、共産党が奨学金制度について①学生の有利子奨学金を無利子にする②奨学金返済方法を改善する③返済不要の給付型奨学金をただちに創設するーことを提案していると紹介しました。
(「しんぶん赤旗」2015年12月11日付より)