日本共産党の小竹ひろ子東京都議は9日の都議会本会議一般質問で、公衆浴場(銭湯)の振興について質問しました。
小竹氏は、銭湯が減少して区市を越えて銭湯を利用する人が増えている中、高齢者が100円で入浴できるなど区が独自に発行している入浴券が「区外では使えず不便だ」との声が上がっていると指摘。「隣接区のサービスの相互利用ができれば、利用者にも浴場にもメリットがある」として、区市に相互利用を強く働きかけてほしいと提起しました。
多羅尾光睦・生活文化局長は「都は区市に対して、入浴券配布における隣接区市間の相互利用について検討を依頼しており、引き続き働きかけていく」と答えました。
小竹氏はまた、浴場の利用促進PRへの補助の拡大や後継者育成への支援を求めました。
(「しんぶん赤旗」2015年12月15日付より)