「安倍政権NO!☆実行委員会」は8日、参院議員会館で記者会見し、14日に東京・渋谷で安倍政権の退陣を求める大規模デモに取り組むと発表しました。サウンドカーを3台準備し、著名人や市民連合、野党5党に参加を要請中です。「市民の声を可視化して、夏の参院選へ向けてアピールしたい」と多くの参加を呼びかけています。
同実行委員会は、首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、アジア太平洋資料センターが事務局となり、原発、安保法制、憲法、沖縄米軍基地、環太平洋連携協定(TPP)など、さまざまな問題で運動をしているグループが賛同しています。
会見で趣旨を説明した反原連のミサオ・レッドウルフさんは「安倍政権が続く限り、さまざまな問題の改善は難しいと思っています。みんなで力を合わせて、一日も早い退陣を求めていきたい」とのべました。
各団体からの発言とともに、若者が思いを語りました。
「SEALDs RYUKYU」の元山仁士郎さんは「安倍政権におかしさ、生きづらさを感じている人に参加してほしい。政治は、僕たちの生活や権利を保障する責任がある。当日は、コールやスピーチで自分が思っている言葉を伝えたい」と発言。
安保法制に反対する高校生団体ティーンズソウルの福田龍紀さんは「デモや学習会を通じて、学校では学べないことを学んでいる。自分の意見を持って友人とも政治の話をしていきたい」と語りました。
「安倍政権NO!☆0214大行進in渋谷」は、14日午後1時から東京都渋谷区の代々木公園ケヤキ並木で集会を開き、2時15分からデモに出発します。シールズ、ティーンズソウル、反原連がそれぞれサウンドカーを準備。渋谷、原宿方面へ行進します。
この日の行動には、日本共産党から小池晃副委員長(参院議員)が参加します。
(「しんぶん赤旗」2016年2月9日付より)