共産党は護憲政党
日本共産党の松村友昭東京都議は3日、都議会本会議で行った討論で、自民党の古賀俊昭都議の共産党に対する誹謗(ひぼう)中傷発言について「議会を冒とくするものであり、絶対にあってはならないこと」だと厳しく批判し、謝罪と議事録からの削減を求めました。
問題の発言は、古賀都議が2月25日の本会議の場を利用して、「日本国憲法制定時に共産党は反対したから『改憲政党』であるのに護憲政党のごとく装っている」などと事実に反する攻撃をしたもの。
松村都議は3日の討論で、憲法制定時に共産党が憲法草案に反対した理由の一つは、「当時の吉田首相が憲法9条のもとで自衛権はないとの立場をとった」からだと指摘。しかしその後、憲法9条のもとでも自衛権を持つことが広く認められるようになり、共産党は憲法改悪に反対し、将来にわたって憲法9条を守る立場をとっていること、2004年に改定した現綱領では「象徴天皇制を含む憲法の全条項を守ること」を明記していることを示し、古賀都議の発言は文字通りの「護憲政党」である共産党への悪質な誹謗であることは明白だと述べました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月4日付より)