都議会委で大山氏が質問
日本共産党東京都議団の大山とも子幹事長は7日、都議会予算特別委員会で行った質問の冒頭で、公明党の橘正剛都議が同日の質問の場を利用して共産党都議団を誹謗(ひぼう)した発言に反論するとともに、質問を利用したやり方を厳しく批判しました。
同委員会で大山氏の前に質問にたった橘氏は、2016年度予算原案について共産党都議団が1月15日に発表した談話に言及。談話が、福祉予算の増額のほとんどが国の制度による義務的経費の増加(当然増)によるものにすぎないと指摘していることについて、「言いがかり的なコメント」などと攻撃しました。
大山氏は、談話は都の福祉予算全体を精査して増額となった主要な要因が何かを示したもので、「執行機関が議会に提出する予算案を都民の立場から厳しくチェックするのは議会として、政党として当然の責務だ」と述べました。
都が発行した14年度の「決算の状況」でも、福祉関係費の主要な増額要因は介護給付費増などによるものだとしていることをあげ、橘氏の「言いがかり的なコメント」だとの指摘はまったく誤りだと強調。また、議会での質問を利用して他党を誹謗するやり方を厳しく批判しました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月9日付より)