子どもの貧困対策不十分
来年度予算案可決

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東京都議会 かち氏が反対討論

討論するかち佳代子都議=25日、東京都議会(「しんぶん赤旗」提供)

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んぶん赤旗」提供)

東京都議会第1回定例会は25日、舛添要一知事提出の2016年度一般会計予算案を日本共産党の反対、自民、公明、民主、維新、かがやけ、生活者ネットなどの賛成多数で可決しました。
共産党が議員提案した公衆浴場振興を計画的・総合的に進める都公衆浴場振興条例案は、共産党を除く会派の反対で否決されました。
討論で日本共産党のかち佳代子都議は、新年度予算案について、くらし・福祉を守る立場は部分的に前進があるものの、全体としては極めて不十分であり、「『世界一の福祉先進都市の実現』という知事の公約には程遠い」と指摘。都民の切実な願いである少人数学級や都営住宅新設に背を向け、防災を名目にした道路建設を強行に推進する一方で、住宅の耐震化助成予算を6割も削減したことなどを批判しました。
共産党都議団が予算特別委員会で提案した一般会計予算組み替え案(自民、公明など6会派の反対で否決)を紹介し、幹線道路整備など不要不急の支出を削減し、財政の中長期的な安定的運営に十分配慮しながら都民のくらし・福祉の拡充を図るものだと述べて、予算編成のあり方の見直しを求めました。
かち氏は、ひとり親家庭への経済的支援の拡充など子どもの貧困対策や認可保育園の増設とテンポの引き上げ、保育士の待遇改善を進めるよう求めました。

(「しんぶん赤旗」2016年3月26日付より)

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