8回で2億1305万円
宿泊のスイートルーム1泊19万円
日本共産党都議団東京都議団(17人)は7日、舛添要一知事の海外出張費用が8回で2億1305万円と非常に高額となっている実態を明らかにし、抜本的な経費削減など改善提案を知事に申し入れました。
《都議団が行った「舛添知事の海外出張の実態と改善提案」全文はこちら》
共産党都議団が抜本改善提案
申し入れの後の会見には、吉田信夫団長と大山とも子幹事長、清水ひで子政調委員長、徳留道信都議が出席。清水氏は、知事が就任以降、2年間で8回の海外出張を行い、1回の平均費用は2663万円で豪華海外視察が批判された石原慎太郎元知事と比べても約100万円上回っていることを告発しました。
清水氏は、費用が高い理由として、▽2015年のパリ・ロンドン出張では知事の豪華スイートルームの宿泊料が1泊19万円余と、都が条例で定めた上限額の4.9倍と高額▽石原元知事の視察以上に随行員を多数同行させ、随行員の航空費・ホテル代も高額-と指摘。「都民に貧困と格差が広がるなかで、都民の税金で行う以上、こんな実態は許されない」と述べました。
改善提案は、 ①海外出張のあり方を抜本的に再検討し、経費削減を徹底する ②随行職員は最小限にとどめ、航空費・宿泊費も都民の納得を得られるものにする ③個人情報保護にかかわる事項以外の情報はすべて開示し、透明化をすすめるーの3項目。
共産党都議団は、都に情報開示請求を行い、開示された資料をもとに分析・調査しました。舛添知事の海外出張は07年に都が発表した「改善策」にも逆光するものです。今年度予算にも3億3500万円の海外出張費が計上されています。
(「しんぶん赤旗」2016年4月8日付より)