現場の声に鍛えられ
「よくあれだけ次々と質問できるね。鍛えられるよ」ー3月、年度内成立の法案をめぐって毎日のように質問に立っていたとき、エレベーターで出会ったある自民党議員から言われました。奇しくも予算成立の日、安倍首相も党の控え室に来て「御党には鍛えられます」と言ったとか。
自民党を鍛えているどうかは別として、子育てしながら、連日の質問戦をなんとか乗り越えられたのは、さまざまな現場のみなさんの協力があったから。
たとえば総務委員会の総理入りの質問で、横浜市営バスの運転手の賃金について、正規の賃金が非正規よりも引き下げられていたことを取り上げたときには、質問前夜まで労働組合のみなさんに資料づくりを手伝っていただきました。
その資料を持って「総理の言う『同一労働同一賃金』は、正規の賃金を引き下げるわけではないですね」と追及したのですが、この質問が組合の現場で話題になり、待遇改善へと機運が高まっているとか。現場を一歩でも変えられる論戦ができると私もうれしい。現場の声と日々の論戦に鍛えられています。