一人ひとりが主権者として行動し、選挙で政治を変えようと15日、東京都内で若者憲法集会とデモが行われました。「7月参院選 投票に行こうよ」と銘打ったデモには、全国の若者ら4000人(主催者発表)が参加。休日でにぎわう新宿の中心街で「戦争法廃止」などのプラカードを掲げながら、サウンドカーから流れる音楽やドラムのリズムに合わせてコールしました。野党を勝たせようと「市民の力で政治を変えよう」「投票すれば未来は変わる」と訴えました。
神奈川県伊勢原市から参加した女性(22)は「戦争に加担せず、もっと民主主義がしっかりした日本にしたい」。戦争法(安保法制)がきっかけで、デモなどに積極的に参加するようになりました。「自分の周りの人にも『投票しよう』と声をかけていきます」と話しました。
デモは、若者憲法集会実行委員会とSEALDs(シールズ)(自由と民主主義のための学生緊急行動)が呼びかけました。サウンドカーの上では「必ず投票に行きましょう。変えるべきは憲法ではなく政治だ」と若者がスピーチします。
同実行委員会の中山歩美さん(26)はマイクを握り訴えます。「選挙まであと2カ月を切りました。18歳選挙も始まります。未来のため、自分のため、同世代に投票を呼びかけます」
SEALDsのメンバー、大高優歩さん(21)は「選挙に行って意味がないことなんてありえないと思っています。選挙へ行く意味とは、勝敗を決めることではなく、選択をすることにあるからです」とスピーチしました。
日本共産党の吉良よし子参院議員、山添拓東京選挙区予定候補が参加しました。
若者憲法集会は、「声を上げよう!私たちの命と自由のために」をテーマに開催されました。
(「しんぶん赤旗」2016年5月16日付より)