東京・党演説会での
大山都議の訴え
23日に東京都内で開かれた党演説会での、大山とも子東京都議の、舛添要一知事の浪費、政治資金疑惑に関する発言(要旨)を紹介します。
都政の問題では、舛添知事の税金の私物化が大問題になり、都庁には都民の怒りの声が殺到しています。
初めに問題となったのは、わが党が情報開示請求に基づいて調査した、知事の高額海外出張の浪費です。飛行機はファーストクラス、宿泊は一流ホテルのスイートルームを使っていました。
次は、都庁の公用車で、毎週末のように神奈川県湯河原にある別荘に、世田谷の自宅を経由して通っていたことです。
さらに、家族旅行のホテル代、私的な飲食費、美術品の購入なども政治資金で支払うという乱脈ぶりです。
三つの問題すべてに共通するのは、舛添氏には、貴重な都民の税金を最大限節約して、都民福祉を充実するという立場は全くないことです。自らの私的な楽しみのために税金や政治資金を使い、およそ公人にあるまじき立場です。
しかも、この三つの問題について、弁護士に調査を委ねると言いだして、自ら事実を明らかにすることすら拒否しています。まさに、政治家として、知事として失格ではないでしょうか。
私たちは、議会として臨時議会を招集して、集中審議をすること、虚偽の報告をすると偽証罪に問われる「百条委員会」を設置することなど、都議会第3党としての力を大いに発揮して、問題を徹底解明し知事を辞任に追い込み、都政を刷新するために全力をつくす決意です。
(「しんぶん赤旗」2016年5月25日付より)