「明日を決めるのは私たち―政治を変えよう! 全国総がかり大行動」が6月5日午後2時から3時半まで、国会と霞ケ関周辺で行われます。呼びかけ団体は「市民連合」と「総がかり行動実行委員会」です。福山真劫(しんごう)氏らが30日、東京都内で記者会見し、目的などを発表しました。
テーマは、「戦争法廃止、貧困・格差是正、参院選野党勝利、安倍政権退陣」です。福山氏は、市民の声に押されて参院32の1人区で野党統一候補が決まりつつあり、戦争法廃止と安倍政権退陣の展望が見え始めたと強調。「6・5全国総がかり大行動」を7月の参院選に向けた全国的取り組みとして、12万人が集まった昨年8月30日の「総がかり大行動」を上回る規模で成功させたいと語りました。野党代表、学者と著名人らのスピーチが予定されています。
大行動では午後2時半から5分間、「政治を変える」「市民が変える」と書かれたプラカードを掲げる全国いっせいパフォーマンスを行います。すでに20以上の地域で総がかり行動が予定されており、さらに増えていくとしています。
戦争法廃止へ6・5全国総がかり大行動
参院選で野党勝利を
市民の力で政治を変えようと各地で計画が進む「6・5全国総がかり大行動」。戦争法廃止、貧困・格差是正、参院選での野党勝利などをテーマに声をあげます。
30日に衆院第1議員会館で市民連合と総がかり行動実行委が開いた記者会見では、それぞれの団体の代表が大行動の成功や、参院選への決意を語りました。
「(戦争法案反対、安倍政権退陣を求める)昨年のような風景を、それぞれの地域や国会前で可視化したい」。市民連合を代表して参加した、SEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)の本間信和さんは語ります。
全国で野党共闘が進んでいることにふれ、市民と野党の「安倍政権に反対する人が一枚岩になって選挙活動をしたい」とのべ、「参院選は安倍政権の信を問う選挙にする」と強調。「いろんな地域で頑張っている人たちと一緒になって選挙をたたかっていきたい」と語りました。
総がかり実行委の岸本啓介さん(憲法共同センター)は、取り組みを進めている戦争法廃止の「2000万署名」と合わせて、「(前回の国政選挙で)棄権した5000万弱の人たちを動かす運動をやり抜きたい」と決意を表明。「この大行動を跳躍台にして、アピールしていく」と訴えました。
国会周辺の行動
6月5日(日)午後2時から3時半まで、国会議事堂周辺と永田町・霞ケ関一帯で「明日を決めるのは私たち―政治を変えよう!6・5全国総がかり大行動」がおこなわれます。
国会正門前、農林水産省・霞ケ関郵便局前、日比谷公園かもめの広場の3カ所にステージを設けます。ステージでは、政党代表、団体代表・個人がスピーチします。
「学者の会」行動
総がかり大行動に先立つ午後0時半から1時半まで、「安全保障関連法に反対する学者の会」が「全国大学有志の会 総決起行動」を国会正門前北庭側後方にある公園入り口でおこないます。
(「しんぶん赤旗」2016年5月31日付より)