発言は説明になっていない
「自らの疑惑について、『弁護士に依頼した』とするだけで事実を語らうに済ますことが許されるでしょうか」-。東京都の舛添要一知事の高額海外出張費や公用車での別荘通い、政治資金疑惑に都民の批判が高まっているもとで、日本共産党都議団(吉田信夫団長、17人)は2日、JR新宿駅東口で都民の意向を問うシール投票に取り組みました。
吉田氏ら都議団が勢ぞろいし、舛添知事は相次いで疑惑が発覚したにもかかわらず、6月1日の所信表明でもわずか3分間しか言及しなかったと紹介。「本会議の代表質問・一般質問や委員会で都民の意見を示していきます」と述べ、二つの設問「知事が弁護士に調査委託 納得できる/できない」「知事の進退について 辞めるべき/辞めるべきでない」への協力を呼びかけました。
1時間半の行動で約400人が投票。知事は「辞めるべきだ」とした人が85%の343人だったのに対し、「辞めなくてよい」は34人でした。知事が弁護士に調査委託したことに「納得できない」とした人が97%の418人だったのに対し、「納得できる」は15人でした。
(「しんぶん赤旗」2016年4月5日付より)
都議団によるまとめは以下の通りです。
舛添都知事の公私混同問題でのシール投票の結果について
日本共産党都議団は、舛添都知事の高額な海外出張、公用車での別荘通い、政治資金の私的利用などに関して、知事の進退、知事が説明せず弁護士に調査委託したことについて、シール投票をおこないましたので、その結果をお知らせします。
実施日時 6月2日(木)17:00 ~ 18:30
実施場所 新宿駅東口
知事の進退について(総数 408)
辞めるべきだ | 辞めなくてよい | わからない | |
枚数 | 343 | 34 | 31 |
割合 | 84% | 8% | 8% |
知事が説明せず、弁護士に調査委託(総数 433)
納得できる | 納得できない | |
枚数 | 15 | 418 |
割合 | 3% | 97% |